論理ドライブのフォールト トレランス |
すべての自動設定リンクに共通のリンクとインタフェースについては、ACUのヘルプの自動設定の概要を参照してください。 以下の画面では、ご使用のコントローラの論理ドライブのRAIDの設定を可能にするいくつかの簡単な質問が行われます。最後に選択した項目を見直して、保存する前に変更することができます。 この画面では、選択するフォールト トレランスの種類が質問されます。下記のようなRAIDオプションがあります。 RAID 0 - フォールト トレランスなし しかし、二重化されたデータ用に論理ドライブの容量が使用されることがないため、この方法では、処理速度と容量が最大になります。ディスクの大容量と処理の高速化を求められ、データの安全性は重要視しない場合にRAID 0を適用することをお勧めします。 RAID 1+0 - ドライブ ミラーリング 物理ドライブが故障すると、ミラー ドライブは、ファイルのバックアップ コピーを提供するため、システムの通常の動作は中断されません。ミラーリング機能を設定するには、2台以上のドライブが必要です。複数のドライブ構成(4台以上)では、故障したドライブが相互にミラー化されていない限り、ミラーリングによって複数の同時ドライブ障害に耐えることができます。 RAID 5 - 分散データ ガーディング RAID 5を設定するには、3台以上の物理ドライブで構成したアレイが必要です。フォールト トレランスに使用される論理ドライブの容量は、アレイ内の物理ドライブの数によって異なります。たとえば、3台の物理ドライブで構成されるアレイの場合、論理ドライブの合計ストレージ容量の33%だけをフォールト トレランス機能に使用し、14台のドライブで構成される場合は7%だけを使用します。 RAID 6 (ADG) - アドバンスト データ ガーディング すべてのドライブを読み取り操作に使用できるので、RAID 6 (ADG)の読み取りパフォーマンスはRAID 5と同等ですが、複数のドライブでパリティ データを更新するため、書き込みパフォーマンスはRAID 5より低くなります。劣化状態では、パフォーマンスがさらに低下します。 RAID 6 (ADG)を設定するには、2+P台以上(Pはパリティ データの保存に使用する容量に対応するドライブ数で、通常は2)の物理ドライブが必要です。すべてのドライブ容量のうちフォールト トレランスに使用される割合は、パリティ データに使用されるドライブ数をすべての物理ドライブ数で割った値と同じになります。たとえば、5台の物理ドライブで構成され、このうち2台分をパリティに使用するアレイの場合、論理ドライブの合計ストレージ容量の40%がフォールト トレランスに使用されます。14台のドライブで構成され、やはり2台分をパリティに使用する場合は、14%だけがフォールト トレランスに使用されます。 注: 一部のコントローラは、このオプションをサポートしません。この場合、この画面でアドバンスト データ ガーディング(RAID 6 (ADG))オプションは使用できません。 RAID 4 - データ ガーディング RAID 4を設定するには、アレイ内に3台以上の物理ドライブ(データ ドライブ2台とパリティ ドライブ1台)が必要です。フォールト トレランスに使用される論理ドライブの容量は、アレイ内の物理ドライブの数によって異なります。たとえば、3台の物理ドライブで構成されたアレイでは、論理ドライブのストレージ容量の33%だけをフォールト トレランスに使用します。したがって、14台のドライブで構成される場合、7%だけが使用されます。 一部の新しいコントローラまたはファームウェアでは、このオプションをサポートしていない場合があります。その場合は、データ ガーディング(RAID 4)オプションは設定できません。 |